【不動産商品】これからハードからソフトの時代へ?!
今回は、不動産の商品のこれからというお話をさせていただきます。
現在、空き家問題や人口の減少など、この業界を取り巻く問題というのは多々あります。
当然、建物に対して住む人や利用する人がどんどん減っていきますので、ただ単に「建物を建てれば利用者が現れる」という時代ではなくなってきます。
私は、これからのことをこう考えておりまして、
建物をどこに建てるのかは、当然非常に大事です。
そして、どんなものを建てるのかも大事にはなるのですが、それに対してどのようなコンテンツを入れていくのか。これがかなり重要であると考えております。
なので、「ハードからソフトの時代へ」ということなんですね。
今回は、投資向けのお話になって参ります。
まず、時間軸とコンテンツという切り分けの仕方がございまして、
時間軸に関しまして、「1時間」「1日」「1ヶ月」「2年」
このように時間軸を分けていくと、内容が変わってきます。
「1時間」のサービスは「貸し会議室」
「1日」のサービスは「民泊」
「1ヶ月」のサービスは「マンスリー」
「2年」のサービスは「通常の賃貸」です。
実は「民泊」と「賃貸借契約」に関しては宅建業法という法律の規制がございます。
逆に、貸し会議室やマンスリーに関しては法の規制がないのですが、おそらくこれから法規制されていくのではないかなと思います。
コンテンツも非常に大事でして、一例にはなりますが、2年間の通常の賃貸で、サービス付き賃貸マンションというものも出てきております。
例えば、パーソナルトレーニングが基本的についていて、そこまで大きくない物件の中にジムやフィットネスがありまして、そこにトレーナーが来てパーソナルトレーニングを行うという形です。
どちらかというと女性向きの賃貸マンションになっているのかなという風に思います。
あとは、デュアルライフという考えがありまして、
定住せず、毎日住所が変わっていくっていうような方がいらっしゃいます。
テレワークによって、より主流になっていくのではないかと思うのですが、
アドレスというサービスがあり、定額を払うことによって全国好きな場所に宿泊・滞在が出来るサービスになります。
現在ですと住民票などの諸問題があるので、その辺りも整備されないと難しいのかなっていうところはあります。
他、昔からございますが、コンセプト型のシェアハウスですね
例えば起業家を育成するシェアハウスですとか、ゴルフが上手くなりたい方のゴルファー向けのシェアハウス、こういったものが出てきております。
賃貸マンションの中で、コンセプト型の賃貸マンションというものが今後どんどん主流になっていくんじゃないかなと考えております。
サービスをお金の面で切り分けた時に、賃料を支払った分、購入の金額から差し引けるというサービスも出てきております。
「家賃が実る家」というサービスなんですけれども、通常だったら、賃貸で住んだ家をオーナーに交渉して買いたいよと言った場合であっても、その時の市場価格で買うしかないのですが、このサービスの場合は、試し住みをして、気に入ったら残代金を払って買ってくださいというものになります。
あとは、かなり主流になるであろうと思われるものとして、リースバック。
自分の持っている家を、まだ住みたいけれども、売却してしまって、その家に賃貸で住むことができるっていうサービスです。
ハウスドゥさんが主にやってますが、かなり主流になってきているサービスだと思います。
他に似たような、リバースモーゲージというサービスもありますが、自分の持っている物件を担保にしてお金を借りたりするというサービスも出てきております。
申し上げた通り、ただの賃貸ではない、多くのサービスが出てくると思います。
そのサービスの中で、コンテンツを尖らせて、生き残っていかなければならないので、より洗練されたサービスがどんどん出てくると、期待しております。
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