【だまされるな!】いまも存在する、「オトリ広告」を解説!
稲垣ヨシクニです。
今回のテーマは少し重い「おとり広告」と呼ばれるものについてです。
まず、なぜおとり広告が存在するのかから説明させていただきます。
おとり広告とは一般的にどういうものかというと、不動産屋に問い合わせをして「来店してください」と言われて実際にお店に行くと、「この物件はさっき申し込みが入っちゃったんですよ」と言われてしまうケースを「おとり広告」と呼びます。
こういうご経験をされた方はかなりいらっしゃると思います。
amazonだとボタンを押せば必ず買い物ができるのに、不動産の場合はなぜそうはいかないの?と思われている方は多々いらっしゃるんじゃないかと思います。
これには基本的には二つの理由があります。
まず1点目です。
みなさんが基本的にやりとりする会社が、仲介会社と呼ばれるものです。この仲介業者はかなりの数があります。
弊社は新宿でやっているのですが、おそらく新宿だけでも100社はあるのではないかと思います。
ほとんどの会社は空中階にあるので、歩いていて「あの不動産に行こう」となることはなかなかありません。なので仲介業者の大半はポータルサイトで集客しています。
つまり、SUUMOやHome’sなどのポータルサイトに掲載をしてお客様に来ていただくというのが集客のほとんどの形になります。
2点目は構造的な問題にあり、まずは売主ですとか賃貸のオーナーさんから委託を受けて管理元付と呼ばれる不動産会社や管理会社と呼ばれる不動産会社が、公共がやっている「レインズ」と呼ばれるサイトに物件を掲載します。これは不動産会社向けのサイトで、いわゆる市場のようなものになります。
ここで掲載されたものを仲介会社が借主さんや買主さんから委託を受けてこの中から物件を検索します。レインズは、北海道から沖縄まで基本的に全国の物件が登録されているサイトです。これを一般公開すれば良いじゃないかというお話もあるのですが、今のところ一般公開される予定はなく、不動産会社のみで流通しているサイトになります。
仲介会社はここのレインズのサイトの中から安い物件やお客様が問い合わせしてきそうな物件を見つけてポータルサイトに掲載します。それをご覧いただいた買主さんや借主さんがお問い合わせをしてきます。
つまり、売主さんから「元付会社、管理会社」→「レインズ」→「仲介会社」と段階を経て掲載をしております。
直接売主やオーナーさん、元付会社がポータルサイトに掲載をしているのであればタイムリーに更新できるはずなのですが、仲介会社がレインズから掲載しているが故にタイムラグが生じるんですね。
公正取引協議会のルール上、14日に1回空室の確認をするように、となっているため、厳密にいうと、14日日間経って、実は物件は埋まっていましたというのはダメということにはならないんですね。
この通り、仲介会社さんが出している情報であるがために買主さんが問い合わせした物件がないという事態が出てきてしまうというのが、今の不動産業界の実情です。
中には悪徳な業者もいて、存在しない架空物件を載せて集客しようとしている会社もあります。これは言語道断だと思います。
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